会社に企業型DCがあるけど、NISAもやったほうがいいのかな。やるなら、どう使い分ければいいのか。
企業型DCがある会社で働いていると、一度は迷うところだと思います。
私は正社員になったときに企業型DCが始まり、今はNISAと両方で積み立てています。2つは同じ「積立」でも、役割がかなり違います。DCは60歳以降のお金。NISAは、その前にも使えるお金です。
⚠️ この記事は私の体験談です。投資には元本割れのリスクがあります。特定の金融商品や投資手法をすすめるものではなく、その成果を保証するものでもありません。最終的な判断は、ご自身の責任でお願いします。
企業型DCとNISAの違い

企業型DCの仕組みそのものは、別の記事で詳しく書いています。
企業型DCとは|商品選びでつまずいた私の話
まずは、企業型DCとNISAの主な特徴の違いを見ていきましょう。
| 企業型DC | NISA | |
|---|---|---|
| 始め方 | 会社の制度(会社にあれば加入) | 自分で証券会社などに口座を開く |
| お金を出す人 | 基本は会社(掛金) | 自分 |
| 選べる商品 | 会社が用意したラインナップの中から | 証券会社の対象商品の中から |
| 引き出し | 原則60歳まで引き出せない | いつでも売却できる |
| 税金 | 運用中の利益に税金がかからない | 運用で出た利益に税金がかからない |
どちらも、運用中の利益に税金がかからない点は同じです(DCは受け取るときに税金の対象になりますが、控除があります)。いちばん大きな違いは、いつ使えるかです。
企業型DCは老後のための制度なので、原則60歳まで引き出せません(加入していた期間が短いと、受け取れる年齢はもう少し遅くなります)。NISAは、自分のタイミングで売って、現金に変えることができます。
ちなみに、企業型DCは会社の制度なので、あるかどうかは勤め先次第です。私の場合は、非正規から正社員になったときに、初めてつきました。
非正規から正社員になるには|現実的な3つのルート
NISAも同じくらい積み立てる

DCは、60歳以降でないと使えません。だから私は、NISAもなるべくDCと同じくらい積み立てるようにしています。
理由は、病気になったり、思いがけないことが起きたりして、投資に回したお金を取り崩さないといけなくなったとき。NISAなら、それができるからです。
DCだけに寄せていると、どれだけ増えていても、60歳までは手をつけられません。
60歳まで待てないことも、起きるかもしれない
もちろん、これは現金の生活防衛資金を確保したうえでの話です。
NISAはいつでも売れますが、売るときに値下がりしている可能性も大いにあります。すぐに必要になるかもしれないお金は、値動きのない現金で持っておくのが基本です。NISAを取り崩すのは、そのあとの話だと考えています。
生活防衛資金はいくら必要?|投資を始める前に
商品を分けている理由

商品も、DCとNISAで少し変えています。
- DC:S&P500に連動する商品1本
- NISA:S&P500と、全世界株式(オルカン)の2本
NISAの2本は、ほぼ同じタイミングで選んだと思います。
分けている理由は、分散です。
S&P500は、1本で500社に分散されています。ただ、国で見ると、アメリカの企業だけです。
個人的には、アメリカは今後も強いだろうなと思っています。一方で、ほかの国にも分散しておきたい。そう考えて、オルカンにも少し入れています。
アメリカだけに寄せすぎない
ただ、これはあくまで私の見方です。この先どの国が伸びるかは、誰にも分かりません。どう分けるかは、自分が納得できる形で決めるのがいいと思います。
新NISAの始め方|投資初心者がつまずかない3ステップ
iDeCoは使っていない

もうひとつ、よく並べて語られるのがiDeCo(個人型の確定拠出年金)です。
私は、iDeCoは使っていません。60歳まで引き出せない積立は、DCで十分と考えていて、それなら、NISAを活用したいからです。
一般的な情報として、企業型DCに加入していても、条件を満たせばiDeCoに加入できます。ただし掛金の上限は、会社の掛金などによって変わります。自分が使えるかどうかは、会社の制度を確認するのが確実です。
iDeCoには、掛金が所得控除になるというメリットがあります。一方で、原則60歳まで引き出せない点は、DCと同じです。
60歳まで動かせないお金を、どのくらい持つか。私の場合は、それをDCの分だけにして、あとはNISAを活用することにしました。
まとめ
最後に、ポイントを整理します。
- 企業型DCは原則60歳まで引き出せない。NISAはいつでも売却できる
- 病気など思いがけないことで取り崩す必要が出たとき、NISAならそれができる
- ただし、まず現金の生活防衛資金を確保したうえで
- 私はiDeCoは使っていない。60歳まで引き出せない積立はDCで十分なので、NISAを活用したい
※投資には元本割れのリスクがあります。最終的な判断は、ご自身の責任でお願いします。
60歳以降のお金と、その前にも使えるお金。どちらか一方ではなく、両方を育てておくと、いざというときの選択肢が増えると思います🐱

