借金を完済して、ようやく「お金を増やす」ことを考える余裕ができたとき。私の前に立ちはだかったのは、「株式投資って、なんだか怖い」という気持ちでした。
損をしそう、難しそう、お金持ちがやるもの——そんなイメージで、ずっと避けてきました。でも今は、新NISAで毎月コツコツ、インデックス投資を続けています。
この記事では、「株式投資=怖い」だった私が、その怖さの正体を知って、少額から始めるまでの流れを書いていきます。私と同じように「投資って、なんだか怖い」と感じている方に、少しでも肩の力が抜けるきっかけになれば嬉しいです。
⚠️ この記事は私の体験談です。投資には元本割れのリスクがあります。特定の金融商品や投資手法をすすめるものではなく、その成果を保証するものでもありません。最終的な判断は、ご自身の責任でお願いします。
株式投資が怖かった理由

なぜ、あんなに怖かったのか。今振り返ると、理由ははっきりしています。
それは、FXや信用取引のような”一気に増やそうとする”危ういものまで、ぜんぶ「株式投資」とひとまとめにしていたからです。
「投資で全財産を失った」「借金を背負った」——そういう怖い話のイメージばかりが、頭の中で大きくなっていました。だから「投資=危険」と決めつけて、近づかないようにしていました。
投資って、ぜんぶギャンブルみたいなものだと思ってた
ひとまとめは誤解だった
その思い込みが変わったのは、「お金の大学」という本で、お金の基本を学んでからでした。
そこで知ったのは、同じ「株式投資」でも、性質がまったく違うものがあるということ。
短期で売り買いして大きく儲けようとするやり方は、たしかにリスクが高い。でも、世界中の会社に少しずつ分散して、何年もかけてコツコツ積み立てていくやり方もあります。私が怖がっていたのは前者で、後者は、私が思っていた”怖い投資”とは、性質がまるで違いました😳
たとえば、ひとつの会社の株に大きなお金を一点賭けするのと、世界中の何千社にまるごと分散するのとでは、リスクの大きさがまるで違います。同じ「株式投資」でも、やり方しだいで、こんなにも性格が変わると知りました。
「株式投資」という一言で、ぜんぶを同じ怖さで見ていた。それが私の誤解でした。
とくに、「手数料の低い商品を選ぶ」「ひとつに賭けず、分散して長く持つ」といった、お金の基本の”型”を知れたのが大きかったです。怖さの多くは、結局「知らないこと」から来ていた——いちばん腑に落ちたのは、その一点でした。
何もしないリスク
もうひとつ、考え方を変えたことがあります。それは、「何もしないこと」にもリスクがある、という事実です。
総務省のデータによると、物価(消費者物価指数)は2024年に前年より2.7%、2025年は3.2%上がっています。モノの値段が、どんどん上がっているということですね。
一方で、銀行預金の金利はごくわずか。つまり、お金を預金に置いておくだけだと、物価上昇のぶん、お金の”実質的な価値”は少しずつ目減りしていきます。
「投資は怖いから預金だけ」も、実は”安全”とは言いきれない。「増やすのが怖いから、何もしない」という選択も、見方を変えれば”何もしないというリスク”を取っている——そう気づいてから、私の中の「投資=怖いもの」という思い込みが、少しずつほどけていきました。
まず”貯める”を整える
とはいえ、私が最初に取り組んだのは、いきなり投資ではありませんでした。まずは”貯める”の土台を整えることから始めました。
完済して借金がなくなった分、毎月の収支に少し余裕が生まれました。そこで、毎月決まった額が自動でたまるように”仕組み化”して、「何かあっても困らないお金(生活防衛資金)」を先に確保しました。
投資は、そのうえで残った”余剰資金”でやるもの。“守りのお金”を固めてから、”攻めのお金”で少額投資——この順番が、怖がりな私には合っていました。
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余剰資金で少額から

とはいえ、怖さがゼロになったわけではありません。だから私は、「なくなっても生活に困らない余剰資金」で、少額から始めました。
選んだのは、新NISAでのインデックス投資。世界や米国の会社にまるごと分散できる投資信託(オルカンやS&P500と呼ばれるもの)を、毎月コツコツ買っています。
一度設定してしまえば、あとは毎月、自動で積み立てられます。「今は買い時かな?」と相場を気にして悩むこともありません。ズボラな私でも続けられているのは、この”ほったらかし”の仕組みのおかげです。
正直、始めた最初の頃は、評価額がマイナスのままの時期がしばらく続いて、少し不安になったこともありました。でも、失っても困らないお金の範囲だったから、落ち着いていられました。
余剰資金で少額から、が私には合ってた
ここが大事なところで、生活費や、すぐ使う予定のお金で投資をすると、値下がりしたときに冷静でいられません💦「余剰資金で、少額から」は、怖がりだった私が続けられている、いちばんの理由です。
今では、マイナスの月があっても「長く続けていれば、こういう波もあるよね」と思えるようになりました。値動きに一喜一憂しなくなったのは、自分でも大きな変化だと感じています。お金が「減るかもしれない不安」から、「少しずつ育てる楽しみ」のほうへ、気持ちが変わってきた感覚です。
「怖い」の正体を知る
ここまでをまとめると、私の場合、「株式投資=怖い」の正体は、こうでした。
- 危ういやり方と、コツコツ型のやり方を、ひとまとめにしていた
- 「何もしない=安全」だと思い込んでいた
- いきなり大きな金額で考えていた
「なんとなく怖い」を、ひとつずつ”何が怖いのか”に分けていくと、怖さの中身が変わっていきました。そして、自分に合ったやり方(余剰資金で・少額で・コツコツ)が見えてきました。
インフレが進む今、「株式投資は怖い」とだけ思って、最初から選択肢の外に置いてしまうのは、少しもったいないかもしれません。怖さの正体を知ることは、それだけで、これからの選択肢を増やすことにつながると思っています。
もちろん、中身を知ったうえで「やっぱり今はやらない」という結論でも、まったく問題ありません。大事なのは、”なんとなく”で決めつけずに、自分で中身を見て選ぶこと。それだけで、お金との向き合い方が、少し変わるはずです。
積立投資の続け方|「何もしない」が一番むずかしい
まとめ
「株式投資は怖い」で終わらせないために、私が大切にしているのはこの3つです。
- 「株式投資」とひとまとめにせず、中身(種類)を知る
- 「何もしないこと」にもリスクがある(インフレ)
- 始めるなら、余剰資金で・少額から
投資は、一発逆転の手段ではありません。でも、インフレに少しずつ備えるための”自分の選択肢”のひとつとして、知っておいて損はないと思います。怖がりだった私でも、ここまで来られました。
※投資には元本割れのリスクがあります。最終的な判断は、ご自身の責任でお願いします。
次回は、新NISAを具体的にどう始めるかを、もう少しかみくだいてお話しする予定です🐱

