新NISAを始めた話を、以前の記事に書きました。でも、投資を始める前に、もうひとつ大事にしていたことがあります。それが「生活防衛資金」です。
投資の話をすると、どうしても「何を買うか」「いくら積み立てるか」に注目が集まりがちです。でも、それ以前の土台として、生活防衛資金の考え方を知っておくことも同じくらい大事だと思っています。
⚠️ この記事は私の体験談です。投資には元本割れのリスクがあります。特定の金融商品や投資手法をすすめるものではなく、その成果を保証するものでもありません。最終的な判断は、ご自身の責任でお願いします。
生活防衛資金とは
生活防衛資金とは、失業・病気・急な出費など「もしも」のときに、生活を支えるための現金です。
投資は、値動きのあるお金です。今すぐ使う可能性があるお金まで投資に回してしまうと、いざというときに「値下がりしているタイミングで、仕方なく売る」ことになりかねません。だから、投資を始める前に、まず現金で確保しておくのが基本の考え方です。
「もしも」の中身は、たとえば急な病気やケガで働けなくなったとき、会社の都合で収入が途絶えたとき、家電の故障や冠婚葬祭など急な出費が重なったときなど、いろいろあります。こうしたとき、投資している資産を「タイミングを選べずに」現金化することになると、本来なら待てば戻るはずの値下がりを、そのまま確定させてしまうことになります。生活防衛資金は、そうした”待てない売却”を避けるための備えでもあります。
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私はどう決めたか
「何ヶ月分あればいいか」は、よく聞かれる目安です。私の場合は、生活費の半年分を目標にしました。
半年という期間は、私が比較的投資に積極的なタイプだから選んだ数字です。もっと慎重に構えたいなら1年分、逆にリスクを取れる人はもう少し短くてもいい、という考え方もあります。
会社員か、フリーランスかによっても、目安は変わってくると思います。収入が比較的安定している会社員なら短めでも安心できますが、収入の波が大きい働き方なら、もう少し厚めに用意しておいたほうが心強いはずです。この「何ヶ月分」は、正解がひとつではなく、自分の働き方やリスクへの向き合い方次第だと思います。
半年分、というのはあくまで私の場合の目安
どこに置いたか

生活防衛資金は、普通預金に置いています。投資に回さず、いつでもすぐ引き出せる状態にしておくのが目的だからです。
私は、住信SBIネット銀行の「目的別口座」を使っています。ひとつの口座の中で、用途ごとにお金を仕分けして管理できる機能で、「これは生活防衛資金」「これは旅行用」というように分けておけるので、他の目的のお金とうっかり混ざる心配がありません。
正しい順番を守れなかった話
以前の記事では、「守りのお金を固めてから、攻めのお金で少額投資」とシンプルにまとめました。ただ、実際にはもう少し細かい経緯があります。ここから、正直な告白です。
本来であれば、生活防衛資金をきちんと確保してから、投資を始めるのが正しい順番です。私も、頭ではそう分かっていました。
でも実際は、生活防衛資金が1ヶ月分しか貯まっていない段階で、「少額でもいいから、少しでも早く投資を始めたい」という欲が出てしまい、生活防衛資金の確保と、少額投資を並行して始めてしまいました。
早く投資したい欲に、負けてしまいました
もちろん、生活防衛資金を貯めることも、そのあときちんと続けました。投資はあくまで少額から。それでも、順番としては教科書通りではありません。だから、私のこのやり方は、人にはおすすめしません。
最終的には自分の納得感

ただ、ここでお伝えしたいのは、「正しい順番を守れなかった私はダメだった」という話ではありません。
投資にかぎらず、お金のことは、「こういうリスクがある」と理解したうえで、それでも自分がどこまで許容できるかを決めて、納得して進めるものだと思っています。私の場合は、「少額なら、多少リスクを取っても後悔しない」という自分なりの線引きがあったから、その選択をしました。
正しい順番は、生活防衛資金を確保してから投資すること。これが基本であり、私もその順番をおすすめします。そのうえで、もし順番を崩す選択をするなら、それはリスクを理解し、自分で責任を持てる範囲でのことだと思います。
大事なのは、「みんながそうしているから」でも「早く始めたほうが得だから」でもなく、自分自身が納得できているかどうかです。焦って始めて後悔するくらいなら、順番通りに進めるほうが、結果的に長く続けられる場合も多いはずです。
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金額に迷ったら
「結局、いくら貯めればいいの?」と迷ったときは、まず1ヶ月分の生活費から目標にするのがおすすめです。そこから、3ヶ月分、半年分と、自分のペースで積み増していけば十分です。
最初から半年分・1年分を目指そうとすると、ハードルが高く感じて、始める前に挫折してしまうこともあります。小さな目標から積み上げるほうが、結果的に続けやすいと思います。
「1ヶ月分の生活費」がいくらかを出すには、以前の記事で書いた”支出の見える化”がそのまま役に立ちます。固定費と変動費を洗い出せば、自分にとっての「1ヶ月分」が具体的な金額として見えてきます。
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参考にした情報源は、私の場合は書籍でした。「お金の大学」も、生活防衛資金の考え方を知るきっかけになった一冊です。ネットにはいろいろな情報があふれていますが、私は一冊、軸になる本を決めて、そこから基本の考え方を身につけるやり方が合っていました。
まとめ
改めて、この記事で伝えたかったことです。
- 生活防衛資金は、投資に回さないもしものための現金(目安は生活費1ヶ月〜半年分。人によって違う)
- 正しい順番は「生活防衛資金→投資」。私はこれを守れず、1ヶ月分で並行して少額投資を始めた(おすすめはしない)
- 最終的には、リスクを理解したうえでの自分の納得感と自己責任が大事
※投資には元本割れのリスクがあります。最終的な判断は、ご自身の責任でお願いします。
まずは1ヶ月分から。小さく始めて、自分のペースで積み上げていきましょう🐱

