借金を返している最中に、転職を考えてもいいのだろうか。
収入を増やしたい。でも、返済の途中で環境を変えるのは不安もある。そんなふうに迷う人は、少なくないと思います。
私も、返している最中に同じことを考えていました。
効いたのは節約ではなかった

先に、私の結論に近い部分から書きます。
100万円の借金を返していたとき、月々の返済に回せたのは月2〜3万円が限界でした。固定費を見直しても、食費を削っても、そこから先には進みませんでした。
その返済額が月10万円以上に変わったのは、非正規から正社員になって収入が増えたからです。ちょうどこの時期、会社から特別に臨時収入もあり、それも返済に充てました。
借金100万円を9ヶ月で完済|月2万返済から月10万返済へ
節約が無意味だったわけではありません。ただ、支出を削るには限界があります。でも、収入についてはそうではありません。
削ることばかり考えていた時期が、いちばん苦しかった
返済中、転職を考えていた

借金返済中で非正規で働いていた頃、私は転職活動を始めようとしていました。
転職サイトに登録して、求人を眺めることからスタート。どんな仕事があって、どのくらいの条件で募集されているのか。そして「この企業、気になるな」とあたりをつけるところまで。
見ているだけでも、少し気持ちは変わりました。今の場所しかない、と思っているときと、ほかにも道がありそうだと知っているときでは、同じ日々でも息のしやすさが違うように感じました。
転職サイトとエージェントの違い|自分に合う使い分け
応募しなかった理由

では、なぜ応募まで進まなかったのか。
私の場合、運良く正社員登用の話が出たからです。
もしこの話がなければ、私は転職していたと思います。非正規は不安定で、私の場合は給与も多いとは言えなかったから。
非正規といっても、契約社員や派遣社員など、働き方の形はいくつかあります。共通しているのは、多くの場合、期間に区切りがあることです。
- 契約が更新されないことがある
- 更新できる回数や年数に、上限が決められていることがある
- そもそも正社員登用の制度がない職場もある
つまり、自分が望むかどうかに関わらず、次を探さざるをえない状況に直面する場合がある。非正規で働くというのは、そういうことでもあります。
このまま続けられるのか、いつも頭のどこかにあった
非正規から正社員になるには|現実的な3つのルート
借金は転職先に伝わるのか
転職を考えたときに、気になる人が多いところだかもしれません。借金があることが、応募先に知られてしまうのではないか、と。
結論から書くと、一般の会社が、採用のために応募者の信用情報を照会することはできません。
クレジットカードやローンの契約内容・支払い状況は「信用情報」として登録されています。ただ、これを照会できるのは、信用情報機関に加盟して審査を通った会員(クレジット会社など)に限られます。
利用できる目的も支払能力・返済能力の調査に限定されていて、それ以外の目的で使ったり、第三者に渡したりすることは法令で禁じられています。
本人以外への開示も認められていません。家族であっても確認できない仕組みです。
つまり、信用情報から返済中であることが応募先に伝わる、ということはありません。ここを不安に思って動けないのは、もったいないと思います。
ただし、債務整理をしている場合など、個別の事情がある方は専門家に確認してください。
動くか、残るかの決め方
借金があるときに転職すべきか。私の考えをお伝えできればと思います。
今の職場でがんばることが年収アップにつながって、それで返済できるなら、無理に転職は勧めません。
環境を変えるのには、それなりの負担がかかります。今の場所で道が見えているなら、その道を進んだほうが早いこともあります。
ただ、そうではないのなら、転職活動に向けて動いたほうがいいと思っています。
判断の材料は、たとえばこのあたりです。
| 見るところ | 残る方向 | 動く方向 |
|---|---|---|
| 昇給の見込み | 基準が示されていて、上がる道がある | 何年いても大きくは変わらない |
| 契約形態 | 正社員、または登用の実績が見えている | 契約期間に区切りがあり、先が見えない |
| 会社の状況 | 業績が安定している | 支払いたくても難しそうに見える |
ただし、登用は「待つ」ものではありません。私は「契約満了までに声がかからなければ転職する」と、自分の中で期限を決めていました。
給料が上がらないと感じたら|まず確認したい3つのこと
転職するかは最終判断でよい

転職活動=必ず転職しないといけないわけではありません。
求人を見て、今の職場で頑張ったほうがよい、と思えたらそれもよし。
実際に応募したり、転職エージェントに相談したり、具体的な転職活動をしたほうがよいかも、と思ったらそれもよし。
ひとりで動き出すのが不安なら、相談しながら進められる転職エージェントという入口もあります。
type転職エージェント実際に転職するかどうかは、最終面接に通ったあとで、最終判断すれば間に合います。
働く会社に何を求めるかは人それぞれですが、借金返済の観点で考えると収入アップは欠かせません。
節約も大切ですが、さきほど書いたとおり限界があります。収入がアップすれば、返済期間を短縮できます。
自分が働ける会社は、今の会社だけではありません。選択肢はあります✨️
知っておくだけで、気持ちが少し軽くなった
まとめ
改めて、この記事で伝えたかったことです。
- 私の返済が進んだのは、節約ではなく収入が増えたから
- 支出削減には限界がある。収入アップも大事
- 借入の情報を、一般の会社が採用のために調べることはできない
- 今の職場で年収が上がって返せるなら、無理に動かなくていい
- そうでないなら、まず転職活動。実際に転職するかは、そのあとで決めればいい
返しているあいだは、目の前の金額をどう工面するかで頭がいっぱいになります。私もそうでした。
収入がアップしたことで、借金返済が加速して、少しずつ景色が明るく変わりました🐱


