借金を返していた頃、何にお金を使っていたのか。
以前、何を削るかという話は書きました。固定費に削る余地がなかった私が、変動費をどう整えたか、という内容です。
借金返済中の節約|見直すべき順番とコツ
削ったのは、主に交際費と食費と服です。ただ、ルールでガチガチに縛ることはしませんでした。
一番効いたのは交際費

削った中で、いちばん効果が大きかったのは交際費でした。
ただ、やり方は「我慢する」ではありませんでした。私がしていたのは、誘惑と接触する回数そのものを減らすことです。
誘いを断ったこともあります。そしてそもそも、予定を入れない日も意識的に作りました。家でゆっくり過ごす日を、先に確保しておく。
出かければ、何かしらお金は動きます。カフェに入るかもしれないし、お店をのぞくかもしれない。意志の力で我慢するより、そもそもその場面に行かないほうが、私には合っていました。
行かなければ、使わずに済む。ほんとにそれだけ
その日に何をしていたかというと、図書館で借りてきた本を家でゆっくり読む。旧作のDVDを家で見る。そんな過ごし方です。
とくによく読んでいたのが、日経WOMANでした。最新号を図書館で借りてきて、隅から隅まで読んでいました。働く女性の話、成功した人の話、その人が努力していること。読んでいて本当にためになりましたし、「私もこうなりたい」と前向きなパワーをもらっていました。
これは契約社員だった頃から続いていた習慣です。お金をかけない時間でも、案外豊かでした。
とはいえ、「絶対にこれ以外は断る」とガチガチに決めたわけではありません。そこまでやると、たぶん続かなかったと思います。
食費は「減らす」より「変える」
食費は、量を削るというより、中身を変えました。
よく作っていたのは、カレーやシチューです。もちろん、それだけを食べていたわけではありません。ただ、完済を目標に決めてからは、こうしたメニューの頻度を増やしました。中身を変えたことで、結果として食費が下がりました。
買い物では、値引きシールのついた食材を選ぶことが増えました。
コーヒーやお菓子のような嗜好品、外食の回数は減らしました。でも、これが大事なところなのですが——毎日の食事そのものを我慢する、ということはしないようにしていました。
私は、食べることが好きです。そこを削ってしまうと、返済そのものが苦しいだけの時間になります。内容は変える。でも、食べる楽しみは手放さない。 その線引きだけは、意識していたと思います。
食べることだけは、ゆずれなかった
服はほとんど買わなかった
服は、基本的に買いませんでした。
買うときも、ファストブランドで買うのが前提でした。服へのこだわりは、もともと強いほうではありませんでした。かといって、まったくないわけでもありません。
服は、あとから増やそうと思えば増やせる部分です。だから、返済中に削る先としては選びやすいところでした。実際、完済して収入も増えたあとは、ファストブランド以外の服も昔より買うようになりました。といっても、量より質を少し意識しだした、という程度です。服にお金をかけている、と言えるレベルではありません。
借金完済から5年|変わったことと、やめなかったこと
縛りすぎないから続いた

こうして振り返ると、返済中の私は細かいルールをあまり作っていません。
「誘いは全部断る」も、「服は絶対に買わない」も、決めませんでした。決めれば守れそうに見えますが、守れなかったときに「またできなかった」が残ります。家計簿をやめてしまったときと、同じ流れです。
家計簿が続かない人へ|続けたくなる4つの工夫
ただし、ゆるすぎてもだめでした。ゆるくすれば、またお金を使いすぎてしまいます。
だから、バランスを見ながら、そのときどきで調整する。厳しくしすぎず、ゆるくもしすぎず。書いてみると当たり前のようですが、これが9ヶ月続いた理由だったと思います。
返済そのものをどう進めたのか——月2万円から月10万円まで返済額を上げていった流れは、別の記事にまとめています。
借金100万円を9ヶ月で完済|月2万返済から月10万返済へ
まとめ
借金を返していた頃を振り返ると、こんな暮らしでした。
- 交際費がいちばん効いた。我慢ではなく、誘惑と接触する回数を減らした
- 食費は「減らす」より「変える」。頻度でコントロールし、食べること自体は我慢しなかった
- 服はほとんど買わなかった。買うならファストブランド。あとから増やせる部分なので、削る先として選びやすかった
- そして、細かいルールで縛らなかった。ゆるすぎず、厳しすぎず、そのときどきで調整した
返済中の生活は、たしかに窮屈でした。でも、全部を我慢する生活にはしませんでした。そうしていたら、9ヶ月ももたなかったと思います🐱

