家計簿が続かない人へ|続けたくなる4つの工夫

当ページのリンクには広告が含まれています。
家計簿が続かない人へ|続けたくなる4つの工夫

「家計簿、何度も挫折している」——よく聞く悩みですし、私自身がそうでした。

以前の記事に書いたとおり、私はExcelの家計簿を一度やめています。そこから再開して、今はスプレッドシートでの家計管理がずっと続いています。やめた私と、続いている私。何が違ったのかを振り返ると、意志の強さではなく、家計簿の”作り方”そのものでした。

この記事では、私が再開するときに変えた工夫を4つ、お話しします。

一度、挫折しています

非正規時代の私は、「お金の管理だけはしっかりしよう」と、毎日のレシートを見ながらコーヒー代まで細かく入力していました。でも、家計管理をすればするほど、自分の収入の低さと向き合わざるを得なくて、だんだんツラくなっていきました。そしてある日、ふっと気持ちが切れて、入力をやめてしまいました。

家計改善関連記事借金100万円を9ヶ月で完済|月2万返済から月10万返済へ

今思えば、当時の家計簿は、現実的ではない予算の中で、支出をただ記録していくだけのものでした。頑張って記録しても、見えるのは「予算に収まらない現実」だけ。これでは、続けるほど苦しくなります。

工夫①予算を現実的に

再開するにあたって、まず変えたのは予算です。理想や願望ではなく、実際の暮らしに合った、現実的な予算に設定し直しました。

守れない予算は、記録するたびに「今月もダメだった」を突きつけてきます。それは家計簿のせいでも、自分のせいでもなく、予算の設定が現実とズレていただけ。まずここを直すと、家計簿は「自分を責める道具」から「暮らしを整える道具」に変わります。

「現実的な予算がいくらか分からない」という場合は、最初の1〜2ヶ月は予算を決めず、記録だけしてみる方法があります。実際の支出が見えてから、その実績をもとに予算を作る。理想から予算を作るより、ずっと現実に寄り添った数字になります。

予算が決まったら、貯金の分を先に取り分けてしまう方法もあります。

家計改善関連記事先取り貯金|「使っていいお金」を先に作る仕組み

工夫②未来が見える形に

パソコンで家計簿をつける女性

もうひとつ、私の家計簿で気に入っているのが、「5年後にはこのくらい資産が貯まっているはず」が、ざっくり分かる形にしていることです。

目先の支出管理だけだと、どうしても気が滅入ってしまいます。「今月いくら使った」「予算をオーバーした」——それだけを毎月見続けるのは、正直しんどい。

でも、このペースで続けたら5年後にはこうなっている、という未来がざっくりでも見えると、今月の数字が「積み上げの途中経過」に変わります。私が少しずつ前向きに家計簿と向き合えるようになったのは、この形に変えたことが大きかったと思います。

もちろん、未来の数字は正確には分かりません。収入も支出も変わっていくので、あくまで「ざっくり」で十分です。精密な予測をすることが目的ではなく、進んでいる方向が見えることに意味があります。

なたりー
なたりー

支出の記録だけだと気が滅入る。未来が見えると、続けたくなる

ちなみに今では、お金を使わなかった日(ノーマネーデー)以外は家計簿を開いているので、週4日以上は見ている計算になります。「つける」ためというより、「見る」のがちょっと楽しみになっている感覚です。

工夫③完璧を目指さない

とはいえ、完璧な記録を目指しているわけではありません。意識しているのは、「完璧」と思わず、でもヌケモレなくつけるという、少し不思議なバランスです。

「完璧にやらなきゃ」と構えると、できなかった日に自己否定が始まって、そこから崩れていきます。資格の勉強の記事でも書いた、「毎日必ず」ではなく「ほぼ毎日」にする——あの考え方と同じです。

では、なぜ「ヌケモレなく」は意識するのか。記録が一部抜けると、見える化そのものが崩れるからです。私はかつて、支出が見えなくなったところから「大した金額じゃない」の積み重ねが膨らんでいった経験があります。細かさは求めない、でも抜けは作らない——このバランスが、私にはちょうどよかったです。

働き方関連記事資格の勉強が続かない人へ|自分に合う続け方を選ぶ

工夫④遊び心を入れる

これは私だけかもしれませんが——月に一度、カードの明細と家計簿を突き合わせています。そして、数字がピタッと合ったときは、ちょっと嬉しい(笑)

義務としてやると苦行ですが、「合うかな?」という答え合わせのつもりでやると、ちょっとしたゲームのようになります。家計簿に、こういう小さな遊びの要素があると、続けるハードルはぐっと下がると思います。

続けた先に見えるもの

コーヒーを片手にくつろぐ女性

正直に言うと、今でも予算オーバーで反省する月はあります。

それでも続けられているのは、年で見ると、資産が着実に増えているからです。月単位では失敗もあるけれど、年単位で見れば、ちゃんと前に進んでいる。この「長い目で見る」感覚は、少しずつ自信にもつながっています。

以前の記事で、見る数字を選ぶことも大事だと書きましたが、家計簿も同じです。月の予算オーバーだけを見ると苦しくなる。年の積み上がりを見ると、続けたくなる。どの数字を見るかで、家計簿との付き合い方は変わります

家計改善関連記事借金返済中の節約|見直すべき順番とコツ

手入力が合わない人は

私はスプレッドシートへの手入力が性に合っていますが、「そもそも入力が続かない」という人もいると思います。

その場合は、銀行口座やカードと連携して、自動で支出を見える化してくれる家計簿アプリという手もあります。入力の手間が負担で家計簿ごとやめてしまうくらいなら、入力は自動化して、「見返す」ことに集中するほうがずっといい。手段は何でもよくて、大事なのは「見える状態が続く」ことです。どちらの方法でも、見返す習慣さえあれば、家計簿はちゃんと機能します。

マネーフォワード ME

まとめ

改めて、この記事で伝えたかったことです。

  • 家計簿が続かないのは、意志ではなく作り方の問題のことがある(私は非現実的な予算で挫折した)
  • 続けたくなる工夫は4つ:現実的な予算/未来が見える形/完璧を目指さない/遊び心
  • 月の失敗より、年の積み上がりを見る。見る数字しだいで、家計簿は自信の源になる

家計簿は、自分を責めるためのものではなく、暮らしと未来を整えるための道具です。そして、続いた家計簿は、返済にも、貯金にも、投資にも、すべての土台になってくれます。一度挫折していても、作り方を変えれば、また付き合えるようになります。私がそうでした🐱

同じカテゴリの記事